校長挨拶

青森県立五所川原高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は、1909年(明治42年)五所川原女子尋常高等小学校補習科を源として創立し、1948年(昭和23年)に定時制課程を併置、1995年(平成7年)に理数科を設置し、今年で創立115年目を迎えます。普通科と理数科教育をともにリードする学校として歩み続け、青森県西北地域の重点校として、国内外で活躍する数多くの優秀な人材を輩出してまいりました。
 本校には、創立の精神である校訓「敬愛 叡知 進取」とともに、学校標語「力行天下第一(りっこうてんかだいいち)」があります。力行天下第一とは、「努力することでは世の中で一番であれ、努力を重ねて世の中で第一人者となれ」という本校の目指す人間像を表したものであり、本校生の心の拠り所として受け継がれています。
 生徒の多くは大学進学を目指して学業に励み、地域の進学校として県内でも有数の進学実績をあげています。学業ばかりではなく運動部・文化部ともにその活動が充実していて、学業と部活動を両立させながら全国レベルの大会へ進出している部も多く、青春を謳歌しながら、自己を磨き、自らの可能性に挑戦しています。また、地域の一大行事である五所川原立佞武多に1999年(平成11年)から参加し、全校をあげて製作と運行に取り組んでおり、多くの市民や観光客に親しまれ、本校の名物行事となっています。
 令和6年度から、本校は文部科学省より「スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)」に指定されました。これまで理数科で行ってきた事業をベースに、さらに充実・発展した探究活動を展開し、地域の課題に対して科学的な視点で調査・研究し、新たな価値を創造する力を育成します。理数科のみならず、全校生徒にとって有意義な取組となるものです。本校生徒がこのSSH事業を主体的に活用し、さらなる高みを目指すことを楽しみにしているところです。
 生徒一人ひとりが高い目標を掲げ、切磋琢磨しながら次世代のリーダーとしての資質や素養を身に付けられるよう、学習活動はもちろんのこと、部活動や学校行事にも積極的に取り組む五高生を教職員一同で支え、スクール・ミッションである「先進的な理数教育やグローバルな社会課題に対する探究活動を推進」と「心豊かに、地域を支え、社会の発展を担う人財の育成」の達成に向け、不断の努力を重ねてまいります。

今後とも、変わらぬご支援とご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

令和6年4月7日   

校 長  大 瀬 幸 治